南砺100キロマラニックHP管理人のブログ

南砺100キロマラニックの新着情報など

南砺100キロマラニック裏話#10

#10

第1回大会の時は猛暑のような気温で、DNF連絡が次々と入ってきました。企画段階での完走率予測はなんと50%台。マラニックという大会名の割には過酷な設定。

ウルトラマラソンとしなかったのは交通規制がされていないことや、地元の美味しい食材を使ったおもてなしのエイドを楽しんでほしいから。

お昼過ぎには名簿とLINEから入ってくるDNF情報とにらめっこ状態が続き、本部に「○○さん、まだ走ってますか?」と家族や友人から聞かれることが多かった。

計測は予算の都合上、ゴール計測のみなのでLINEからの情報を元に、可能な限り回答させていただきました。

 

第2回大会はどうだったかというと、会場準備が完了した30分後にリレー部門がゴール。いつのまに?という感じ。まだ完走証やメダル等の準備が整っていなかったのです。

さて、ゴールで受け取った大きな「ちくわ」覚えてますか?エイドにだすべき食材とも言われたスギヨさん提供のビタミンちくわ。ゴール地点に冷蔵庫という異様な風景と、冷蔵庫いっぱいに詰め込まれた大量のちくわ。

提供していただいたスギヨさんからは、ゴールしたランナーに食べてほしい!ということでエイドではなくゴールされたランナーに先着順で配布させていただきました。その後は救護テントにあったOS-1ゼリーの先着順配布に切り替えで対応してました。

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そして、第2回大会最大の失敗は、完走メダルの不足。

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第2回大会は1回大会より走りやすい天候だったのと、制限時間を15時間としたことで完走率が80%台となりました。次々と手渡す完走メダルをみて、段ボール内の在庫数が少ない気がして、時間が過ぎていくとともに「足りない」と確信。

これどうするんだろう。と他人事で考えてしまうと大きなトラブルとなるため、実行委員に連絡。動ける実行委員にてゼッケンナンバーとお名前を記録して後日発送するという対応を実施。一人ひとりに事情を説明し、後日送付します。ごめんなさい。と謝り続けました。

1回大会での完走率をベースに発注数を決めたことが失敗の要因ですが、制限時間15時間にしたことや天候を考慮しなかったのが大きな反省点です。

ゴール関門時間19時の30分前、ずっと会場内の音楽はジャズをBGMとして流していました。途中、CD再生が操作間違いで同じ曲をループしてましたが、残り30分という感動の時間帯は盛り上がるような音楽に変更。

ゴールテープ付近は家族や友人が帰ってくるランナーを迎えています。ランナーのそばまで駆けよることができるのは感動ものです。感極まるランナー、やりきったランナーいろいろな表情が見れます。

南砺100キロマラニックは残り30分がドラマです。ぜひ会場の雰囲気を味わってください

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南砺100キロマラニック裏話#9

#9

スタート会場からゴール会場の福野体育館に着いたのは午前5時。

誰もいない福野体育館に資材や機器を運び込み設置作業を行なっていると、朝の散歩をされている近所の方に声をかけられる。

にこやかに声をかけてくれて、ランナーがゴールされるのを楽しみにしている感じ。第1回のときは知名度もなくなんかやってるぞ。的な感じだったのかなと。

8時。福野体育館の開場とともに体育館内の廊下と更衣室の養生とランナーの預り荷物の搬入が同時進行で急ピッチで行われます。

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土足禁止の貼り紙は当日の現場判断で臨機応変に対応し、協賛企業の方にも手伝っていただきました。感謝です!

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ブルーシート上でシューズを脱ぎ、館内をマナー良く利用されていました。

 

テントはこんな感じ

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協賛企業様

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本部の救護テント

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ゴール後の飲料、そうめんの手渡しテント。

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5時から準備を始め、会場準備が完了したのは10時ごろ。何かと会場内を走り回って確認を行なっていたのであっという間の5時間。あ、午前1時からなので10時間走りっぱなし

 

会場にはBGMとしてジャズを流し、のんびりとした時間を演出?

1回の時はどんな感じだったかは覚えておらず、ただひたすら出走確認と次々と連絡が入るDNF情報の整理に本部でデスクワークしてました。

本部は、いや小澤さんはずっと1日中電話での状況把握と問題解決に追われている。本部にいる時はスマホの充電の時ぐらい。

 

#10

南砺100キロマラニック裏話#8

#8

大会当日の朝 午前1時

スタート地点のタカンボースキー場は標高500mほどの山岳地。初夏とはいえ、肌寒く天候によっては防寒具が必要なのです。

真っ暗な会場からは晴れていれば星空が見え、ヘッドライトを頼りに会場の設営を開始する。

発電機の音が響き渡り、会場に明かりが灯される。スタート地点ではオープニングムービーのプロジェクター準備、再生し動作確認。音響は予算の都合上パワー不足で音声を聞き取れなかったかもしれません。

オープニングムービーの再生や音楽を会場に流すと、大会らしい雰囲気になるものです。

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外が寒いのでランナーはスタート時間ギリギリに集まってきます。開会式、ゲストランナーからの言葉をいただき、徐々に明るくなる午前4時にスタート。

スタート後、すぐ撤収作業開始。ゆっくりする間もありません。撤収部隊、自転車巡回部隊、スイーパーが行動開始。序盤のエイドは既にランナーを迎える準備を終えている頃です。

撤収後、車でゴール会場である福野体育館に設営に向かいます。

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ランナーからのお手紙

6月6日。大会が開催であれば前日受付。前夜祭が行われてたはずで、21時現在のこの時間は前日作業がほぼ終わる時間帯です。数時間後の午前1時過ぎにはランナーの皆様をお迎えするためのスタート会場設営がはじまる予定でした。

 

さて、事務局は第3回大会としての事務作業をほぼ完了しました。

コロナ禍のなか南砺100キロマラニック実行委員会宛に届いたお手紙を紹介します。こんなにたくさんのお手紙を頂いたことに、来年への期待が高いと感じております。

裏方話も、あと数回公開予定です。

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南砺100キロマラニック裏話#7

南砺100キロマラニック裏話#7

今回は大会前日の準備編。

前日の作業は南砺市全域にわたるため各部にわかれた実行委員が奮闘します。まずはコース上にエイドを設置するための物資輸送。第1回大会は2tトラック保有ボランティアと荷下ろし作業ボランティアがテント運搬・設置、エイド物資輸送、飲料水輸送と朝から22時頃まで駆けまわってました。トラックの走行距離は前日当日で400kmにもなったそうです。

第2回大会では、必要経費としてテント運搬・設置・撤収は第一プロデュース様に委託することでボランティアの負担を減らすことができました。

 

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こちらは計測機器の設置、動作チェックの立会いです。電源は発電機、屋内コンセント、バッテリー運用も可能となってます。第1回大会は広島県から来ていただいた玉川商店様、第2回大会はランナーズチップでおなじみのアールビーズ様。スタート計測はバッテリーのみで計測されてました。

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前日受付会場のア・ミューホール。第1回大会のときはトラックで飲料水運搬してましたが、第2回大会では計測立会い、会場運営のお手伝いと作業が少し楽になってきました。

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全国のランナーから頂いたお土産の品々。大会途中でのエイド食切れしたところに配置しランナーの皆様に食べていただきました

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前日の夜、第1回大会で指摘事項、問合せ多数だった案内表示不足の対応のための看板作り。スタート会場の設営開始まであと4,5時間。寝る時間が~~

 

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南砺100キロマラニック 返金の振り込み案内


5月26日から28日の期間にて3回にわけてランナーの皆様への返金の振り込み作業を実施いたします。振り込みが行われているか確認をよろしくお願いいたします。

例年ならば大会直前となり準備で慌ただしくなっている頃ですが、前日にどんな作業を行っているのか裏話で話していきたいと思います。

 

先日、車のドライブにてコースの写真撮影を行ってきました。新緑の季節でもあり、緑が綺麗で散居村の風景もとても良い感じでした。

まずはスタートしてから進むと第2回大会のポスターにもなった橋です。ドローンの撮影のようにはいきませんが、ちょっと雰囲気が伝わるでしょうか?

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険しい山岳コースの終盤の庄川峡の噂の美魔女エイド付近の景色。トップランナーが美魔女エイドのおもてなしに5分滞在したとか・・・

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コースからの景色ではありませんが、五箇山道宗道トレイルのミドルコースから見た散居村の景色です。

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50km地点の閑乗寺公園からの散居村の景色。五箇山道宗道トレイルのコースでも使われている芝生。家族連れが多く来ていました。

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城端の桜が池のコースです。新緑でとても気持ちよかったです。

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この桜が池には水芭蕉の群生地があります。花の時期は4月なので時期がずれていますが、来年は見頃のときに来たいと思います。

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南砺100キロマラニック 裏話#6

裏話#6

 

今回は実行委員会のなかでも、一番頑張っておられる事務局の役割について書きたいと思います。

事務局は大会開催の日程調整や南砺市、行政施設、世界遺産五箇山合掌集落の使用許可、道路使用許可、看板設置許可など申請を行っています。電話やメールではなく担当の方と直接会って1件1件対応しています。

連絡がない、連絡が遅い、マナーが悪い。と叱られることは多々ありますが。

他にはポスター、パンフレット、郵送物の作成から配布、PR活動とボランティアにしてはボリュームが大きいのです。

事務局を支援しているのが実行委員会であり、文書の校正、EXCEL使った集計業務、Facebook、ホームページ運営などしています。

これまで運営負担を減らすために、イベント会社に委託する。ということを第1回、2回、3回と検討してきましたが、第1回大会の修羅場?混乱?のなかで培ったノウハウは南砺100キロマラニックの最大の特徴につながっていると思っています。f:id:nanto100kmmaranic:20200421112733j:image